「それは良い!」

銀の匙(著:荒川 弘)の名言

「あの・・・すいません。
 実は特に夢が無くて・・・ほんとすいません・・・」

「それは良い!」

『銀の匙』 / 校長先生
『銀の匙』 第1巻

名言、というのとは少し違いますが・・・。印象に残る言葉ですよね。
一見、チグハグで回答になっていないように思えますが、ちゃんと校長は意見を言っているんですね。

夢がないことで焦ったり、不安になる人は多いと思います。
小さいころからプロを目指すような環境に生まれたり、自分にとって劇的な何かに遭遇したような人でないと、なかなか夢といえるものって見つからないです。
私の感覚だけかもしれませんが、中高生の頃に夢を持っていた人の方が少ないんじゃないかと思います。
夢について考えているだけでもすごいことかもしれません。

今、夢がないということは、今後まだどこへでも向かっていけるということでもあります。
校長はそういうことが言いたかったのだと思いますね。
何にでもなれるとは言いませんが、これから目指す場所を模索して、道を広げられる可能性があることが素晴らしいと。

もしあなたがまだ八軒たちと同じくらいの年齢なら、夢について一度しっかり考えるだけでも大きな価値があると思います。

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