「集中を　意識を　大切なものを　こんなにたやすく　どうか　頼むから　手放さないでくれよ」

「手放しちゃダメだ
　集中を　意識を　大切なものを　こんなにたやすく
　どうか　頼むから　手放さないでくれよ」

『3月のライオン』 / 桐山零

『3月のライオン』第2巻

桐山が、対局相手が一度のミスでやる気を失ってしまったことを感じて、思った言葉です。

この日はクリスマスで、対局相手は離婚することが決まって最後のクリスマスを子供と過ごす、という日でした。
そのためのプレゼントを持って対局に臨んだのですが・・・。
桐山との対局中、ミスをしないよう堅く堅く戦っていましたが、一度ミスをしてしまった後、急激に覇気がなくなったのでした。

それだけ大切なものなら、結果が出るまで諦めないで食らいついて欲しいですよね。
なぜこんな簡単に？という桐山の気持ちもわかります。

大切なものがあるなら、それを守るための戦いなら、最後の最後まで諦めたり手を緩めたりしてはいけないと思います。
そうさせるものが、自分にとって「大切だ」と言えるものなのだと思います。

コメントを投稿するにはログインしてください。