「智者の慮は必ず利害に雑う」

孫子の名言

「智者の慮は必ず利害に雑う」
(ちしゃのりょは、かならずりがいにまじう)
孫子

所感

漢字の読みが難しいですね・・・!
「智者(よく物事を考える人)は、物事を利益と損失の両面から考える」ということを示しています。

原文は、『智者之慮、必雑於利害、雑於利而務可信也、雑於害而患可解也』です。

どれだけ有益に思えても、利益だけを享受するようなものはまずありません。
しっかりその物事や計画について考えて、利益・損害の両側面を理解して進めるべきということですね。

「うまい話には裏がある」と近いもので、いろんな場面でおいしい話が舞い込んでくるかもしれませんが、それが本当にリスクが少ない話なのか、しっかり見極める必要があります。
だからといって逆にリスクや損害にばかり目を向けていると、良い縁の話にも疑いの目でしか見れなくなりますし、ビジネスチャンスを失うことになります。
なので、利益も、損失(リスク)も両方考えて結論を出しましょうね、ということですね。

バランスが難しいですが、客観的に判断できる冷静さは常に持ち続けたいですね。

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