「彼を知り、己を知れば、百戦して危うからず」

孫子の名言

「彼を知り、己を知れば、百戦して危うからず」
『孫子・謀攻』 / 孫子

所感

孫子の兵法でとても有名な言葉ですね。
戦において、敵と味方のことを熟知していれば負ける心配はない。ということを説いています。

この一文が有名ですが、もう少し原文では続いています。
それがこちら。

「彼を知り己を知れば百戦殆からず。
 彼を知らずして己を知れば、一勝一負す。
 彼を知らず己を知らざれば、戦う毎に必ず殆し」

敵の実情と味方の実情を熟知していれば、百回戦っても負ける心配はない。
敵の実情を知らず、味方のことだけを知っている状態では、勝つこともあるが負けることもある。
そして敵のことも味方のことも知らなければ、必ず負けてしまうだろう。

という意味になるかと思います。

自分を知る、というのは単純なようで、なかなか実現できないことですよね。
相手だけでも、自分だけでもダメで、お互いのことを深く知る必要がある。
戦だけでなくいろんな場面で考えるべきことがある名言だと思います。

負けるとわかっていても、やらなければならないときもある! というのもあったりしますけどね。(それはそれでかっこいいのですが^^)

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